土壌改良剤「土ビタミン」の効果
「土ビタミン」の効果で、植物は十分な栄養を吸収し、生命力を増し元気になります。様々な品目の農作物で収穫量の増加、および味の向上が確認されています。
通常、土の中には多くの種類の菌が棲息しています。この土の中に棲息する土壌菌の中から数種類を選別し配合したものが土ビタミンに含まれています。
これらの菌は相互に作用し、植物の生育に関わる重要な働きをします。
土ビタミンに含まれる菌は土中の養分を分解・吸収しながら植物の根に棲みつき増殖しますが、この分解・吸収の過程において植物の栄養素を生成し、植物の根に供給します。植物は土ビタミンから十分な栄養を吸収することで、より生命力を増し元気になります。
土ビタミンテスト品目
ナス、トマト、キュウリ、ネギ、大豆、ニンジン、トウモロコシ、メロン、ジャガイモ、米、ピーマン、トウミョウ、ニラ、他多数の作物について効果を評価してきました。農地試験の結果、いずれも収穫量の増加(数%〜40%程度)、味等の品質向上、病害虫被害の低下が確認されています。
試験結果一部
試験項目 | 単位 | コマツナ | ハツカダイコン | ||||
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標準区 | 試験区 | 比率 | 標準区 | 試験区 | 比率 | ||
重量 | g | 57.85 | 63.18 | 1.09 | 37.85 | 55.52 | 1.47 |
水分 | % | 93.7 | 92.4 | 0.99 | 92.7 | 93.7 | 1.01 |
カリウム | mg/100g | 540(312) | 604(382) | 1.22 | 642 (243) | 608(338) | 1.39 |
重量は1ポットあたり(3株)の数値コマツナは可食部のみ、ハツカダイコンは葉部も含む。他の項目は可食部100gあたりの数値
カッコ内の数値は100グラムあたりの数値に重量をかけたもの
比率はそれぞれ試験区のカッコ内の数字を標準区のカッコ内の数値で割ったもの
土ビタミンが農作物生産量を向上させるメカニズム
土ビタミンには、土壌中に高頻度で存在している数種類の土壌菌(Bacillus.spp)が独自の割合で配合されています。土ビタミンに配合されているこれらの土壌菌は、最近の学術論文においても、実際に農作物の生産量が向上していることや農作物の生産量を向上させるためにプラスになると考えられる生理機能が報告されています(ここ1〜2年の間にも何報もの報告があります)。
現在でも、本資材に用いられている土壌菌は他種の細菌類同様に日々新たなデータが世界各地の研究機関で蓄積されている状況で、現在までのところ一般に下記のことが明らかとなっています。
土ビタミン中のBacillus属の微生物は、「植物生長促進根圏細菌群(PGPR)」の一つと位置づけられており、PGPRが植物(農作物)に及ぼす影響として、
(1)植物が利用できない「不可給態の栄養素」を植物が利用できる「可給態の栄養素」に変化させる働きがあります。
(2)植物の生育度合いを表す指標の一つである「地上部/地下部」の値が、微生物が多いほど増加します。
(3)微生物の分泌物が植物に作用する物質(植物ホルモン)で、植物体の生理機能に作用します。
(4)二次代謝物が植物の病気抵抗性にも寄与する可能性があります。
(1)の働きにより、効率よく土壌中の栄養を植物が吸収できるようになります。
(2)は、微生物が土壌中にいることにより、多くの生長が見込めることを示しています。
(3)は植物に生理的に作用することで、植物の生長を促進する効果が期待されます。
(4)は、土壌条件が微生物により整えられると、そこに生育する植物は健全に育つことが期待されます。
土ビタミンを使い農作物を育てることはこれらのさまざまな機能が効果を発揮しあい、植物の成長を促進させると考えられます。
参考論文:
Scientia Horticulturae, Volume 113, Issue 1, 5 June 2007, Pages 103-106
Crop Protection, In Press, Corrected Proof, Available online 22 January 2008
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「土ビタミン」には、土壌中に高頻度で存在している数種類の土壌菌(Bacillus.spp)が独自の割合で配合されています。これらの土壌菌は、最近の学術論文においても、実際に農作物の生産量が向上していることや農作物の生産量を向上させるためにプラスになると考えられる生理機能が報告されています。
土壌改良剤「土ビタミン」を使い農作物を育てることはさまざまな機能が効果を発揮しあい、植物の成長を促進させると考えられます。