「土ビタミン」のご使用方法、ご使用上の注意を説明します。
ご使用上の注意
土ビタミンの効果を発揮させるために、以下の事にご留意ください。
※土ビタミンは使用する対象の植物・土地・気候を選びませんが、環境や使い方によっては効果が得られない事があります。
根に直接触れるよう使用してください。
土ビタミンを使用する場所が根に近ければ近いほど効果を得られます。地上部など根から離れた場所にのみ使用した場合は効果がほとんど得られません。
殺菌剤/殺虫剤を同時に使用すると土ビタミンの効果が得られないことがあります。
殺菌剤/殺虫剤などを使用する場合は、あらかじめ土ビタミンを地中深くの根の部分に使用してください。
多く使用すればより高い効果が得られますが、適量を超えてもそれ以上の効果は得られません。
また、使用量が少なすぎた場合には効果は低くなります。
土ビタミンを使用した直後は植物に十分な水を与えてください。土ビタミン使用時に水をかける事により土ビタミンに含まれる菌が活動を開始します。また、風による粉末の飛散を防ぎます。
土ビタミンは、種子や苗に使用すると大きな効果を得られます。成長した植物に使用しても効果が得られないことがあります。
土ビタミンは肥料ではありません。肥料は適量施してください。
保管上の注意
- 子供の手の届かないところで、直射日光を避け、乾燥した涼しい場所に保管して下さい。
- 水分により菌体数の低下を招く恐れがありますので、開封後は必ず密閉して保管して下さい。
ご使用方法
野菜への使用
土ビタミンを使用する対象が苗、水田かによってそれぞれ以下の方法で使用します。
使用量は、土地330m2に対し土ビタミン1kgが目安です。
定植時に使用する場合 以下のいずれかの方法で使用します
方法1 土ビタミンを本圃にすきこむ
定植する前に、予め植え付け位置に土ビタミンをすきこみます。または、土ビタミンを植え穴の底部に散布します。
方法2 土ビタミンを苗の根に付着させる
土ビタミンを水で湿らせた状態にし、根にまぶして付着させ植え付けます。
水田に使用する場合
土ビタミンを水田に均等に散布します。
常に水が入れ替わる場所で使用する場合には使用間隔を短くする必要があります。
果樹への使用
土ビタミンを使用する対象が苗木か成木かによってそれぞれ以下の方法で使用します。
定植・改植時に使用する場合 以下のいずれかの方法で使用します。
使用量は苗木1本につき土ビタミン100gが目安です。
方法1 植え穴の底部に散布する
苗木の根に土ビタミンを接触させるよう、植える場所に土ビタミン50gをまきます。苗木を植え、根の周りに土をかける際に残りの50gを土にまぜて使用します。
方法2 土ビタミン混合水に苗木を浸漬させる
苗木を植える前に水に浸ける場合はその水の中に土ビタミン100gをまぜ、2時間程度浸漬させます。苗木を植え、土をかけた後、上から根のまわりに使用した水と土ビタミンとをかけます。
※殺菌剤と同時に使用すると土ビタミンの効果が得られませんので殺菌剤をお使いの場合は「方法1」で御使用ください。
成木に使用する場合
使用量は土地330m2に対し3kg、25m2に対し300gが目安です。
土ビタミンが根の先端寄り部分に直接触れるようにするか、または根が伸びる方向の土にすきこみます。
種子への使用
播種時に使用する場合は以下のいずれかの方法で使用します。
方法1 土ビタミンで種子をぬらす
器に水と土ビタミンを入れ混ぜた後、種子を1時間浸けておき、種子を播きます。
播いた後浸けた水と水の中に残った土ビタミンを一緒に上からかけます。
方法2 種子表面に土ビタミンを付着させる
器に水と土ビタミンを入れ混ぜた後、種子を1時間浸けておき、種子を播きます。
播いた後浸けた水と水の中に残った土ビタミンを一緒に上からかけます。
方法3 種播種前後に土ビタミンを散布して覆土する
種子を蒔いた場所に土ビタミンを播くか、あるいは土ビタミンを先に播いた場所に種子を播きます。
※土ビタミン散布後および播種後に覆土します。土ビタミンが地表部に残ったままだと土ビタミンの効果を得られないことがあります。
方法4 土ビタミンを農地にすきこむ
広範囲に種子をバラ播きする場合で他の方法が難しい場合には、土ビタミンを予め地表深さ数cm程度の土に均等にすきこみます。
土ビタミンには化学薬品は一切含まれていません。安心してお使いいただけます。
「土ビタミン」には、土壌中に高頻度で存在している数種類の土壌菌(Bacillus.spp)が独自の割合で配合されています。これらの土壌菌は、最近の学術論文においても、実際に農作物の生産量が向上していることや農作物の生産量を向上させるためにプラスになると考えられる生理機能が報告されています。
土壌改良剤「土ビタミン」を使い農作物を育てることはさまざまな機能が効果を発揮しあい、植物の成長を促進させると考えられます。